ミステリカーニバルに行ってきました

10/28、10/29に開催された「ミステリカーニバル」に二日間参戦してきたのでその感想と覚書です。楽しかった~~!!めちゃくちゃ疲れたし財布がどんどん軽くなる恐怖感がすごかったですがなにより楽しかったのでヨシとします。

 

どんなイベントかっていうとこんな感じ。

代官山蔦屋書店さんにミステリ作家さんが総勢32名集まってサイン会やトークイベントをしてくれるという豪華イベント。春のSFカーニバルでも訪れた代官山に今度はミステリ作家が集うと聞いて発表から指折り数えて待機していました。

同日に神保町でブックフェスティバルが開催されていて、そちらにもかなり行きたかったのですが交通費と時間と体力的な面で今回は泣く泣く諦めました。神保町にも久し振りに行きたい気持ち。

10/28 一日目

一日目の戦果はこんな感じ。

第1ターン

少し早めに会場に到着したので第1ターンが始まる前に星海社物販ブースへ。気になっていた『幽霊列車とこんぺい糖』があったので購入。そして記念リーフレットもしっかり手に入れました。作家さんのオススメから出会う新しい本が大好きなので見逃せない。

 

列形成時間になったら最初は森晶麿さんのブースへ。先着20名に滑り込んで書下ろしの掌編もいただけました。サインをいただいたのは『黒猫の遊歩あるいは美学講義』。他の著作はちょいちょいサインをいただく機会があったのですがデビュー作のこちらはもらっていなかったので貴重なタイミングでした。

その後には本人不在の円居挽さんブースへ。スタッフさんに希望する本と為書きの名前を渡して10分ほど待機。全員が既読&好き作家で構成された『円居挽のミステリ塾』と大好きなルヴォワールシリーズに続く『さよならよ、こんにちは』にサインをいただきました。いつか直接お話する機会があったらいいなあ。

 

第2ターン

友人と合流して本日最大のお目当てである斜線堂さんブースの待機列へ。列形成が近付くにつれそわそわ殺気立っていくブース付近にドキドキしました。なんとか締め切られる前に並べましたね。

サインをいただいたのは『コールミー・バイ・ノーネーム』。これ以外の対象書籍は全部サイン本所持していたというのもあります。が、斜線堂さんの作品の中でも非常に上位に食い込んでくる大好きな作品なのでいつか絶対にサインが欲しかった!星海社さん開催なのもあってラインナップに入ってくれたのだと思う(担当さんありがとうございます)ので嬉しい。あとはいつか不純文学にもサインいただけたらな……と目論んでいたりします。文フリか???

 

斜線堂さんの後にももう一人くらいは余裕がありそうだったので柴田勝家さんブースへ。アンソロに入った短編などは読んだことがありましたが単著は未読だったので少し緊張しつつ臨みました。『走馬灯のセトリは考えておいて』、『メイド喫茶探偵』の二冊にサインを。お話上手で周囲を盛り上げながらサインしてくださって今から読むのがとっても楽しみ。

 

第3ターン

お昼の小休憩を挟んで一日目で一番忙しい第3ターンへ。

相沢沙呼さんの大行列に滑り込んで『medium』と『マツリカ・マトリョシカ』にサインをいただきました。城塚翡翠シリーズで話題なのは存じていましたがサンドリヨンシリーズやマツリカシリーズの印象が個人的には強い作者さんです。その気持ちも伝えつつ、特殊設定ミステリも好物なので読むのが楽しみ。

 

続いて降田天さんブースに。お二人の合同ペンネームというのは知っていましたがいざ二人分の降田天が並ぶとなんだか不思議な感じがしますね。サインは『すみれ屋敷の殺人』に。記念のリレー小説もいただけて嬉しかったです。

 

そして三人目、神永学さんブース。序盤は混雑していましたが私が向かったタイミングではかなり列も落ち着いていました。八雲シリーズの一冊目にサインをいただこうかと思っていましたが直前で完売。ならば手に取っていないシリーズに、と『悪魔と呼ばれた男』へサインをいただきました。

 

第4ターン

長かった一日も終わりに近づく第4ターン。

直前に参戦が発表された汀こるものさんブースへ。好きになったのが比較的最近だったのでサインをいただく機会が今までなく、どれにもらおうかかなりギリギリまで悩みました。『探偵は御簾の中』のシリーズ一作目に。もうすぐ完結でもありますし一気読みしたいですね。

 

そしてサインに並んでいる途中で背後から声が。相沢沙呼さんのマジックショー ~斜線堂有紀さんを添えて~ のアナウンスでした。マジック!見たい! とサイン後にウキウキでトークショーブースへ。椅子がまだ空いていたので最前列に座ってマジックを堪能できました。種も仕掛けもわからない。マジックをこんな近距離でがっつり見たのは初めてかもしれない。楽しかったです。

 

10/29 二日目

二日目の戦果はこんな感じ。

第1ターン

星海社ブースへ寄る予定がないので昨日よりはちょっと遅めの時間に到着。

したらば既に殺気立ったブースが。はい、お目当ての青崎有吾さんブースですね。ドラマ化とアニメ化の力がすご~い。人波になんとなく紛れていたら早めに列形成が始まりました。この辺りのオペレーション、大変そうだ……。ハロウィンも重なって仮装したちびっこたちも多かったですし。

サインいただいたのは『ノッキンオン・ロックドドア』『11文字の檻』『アンデッドガール・マーダーファルス』の三冊。簡単な為書きで~との指定だったので下の名前をひらがなでいただきました。

出会いのきっかけだった百合アンソロのお話やノキドアの話をできて嬉しかったです。本当はこの時間、榎田さんも行きたい気持ちがあったのですが混み合っていたので断念。

第2ターン

ちょっと休憩している間に第2ターンの列形成時間になっていたので綾崎隼さんブースへ。こちらも長蛇の列で早々に打ち切られていて最初にしっかり並べて良かった、と安堵。

『君を描けば嘘になる』『盤上に君はもういない』の二冊にサインを。私と同じ苗字のキャラクターが登場しているらしくそのお話なんかをしました。お見送りなどが丁寧でお人柄を感じられましたね。

五十嵐先生もいただきたかったですが打ち切られてしまっていたので断念。今日はずっとこんな感じでした。前日の疲れが残っているのもあったのかも。

第3ターン

第3ターンは天祢涼さんブースへ。実はデビュー作が大好きで、だけどそれ以降の足取りを追えていなかった作家さんだったり。

『Ghost ぼくの初恋が消えるまで』『希望が死んだ夜に』の二冊にサインをもらいました。限定特典の小冊子ももらえてほくほく。読むのが楽しみです。

二日連続で参戦してるとこちらもスタッフさんを覚えますがスタッフさんもこちらを覚えてくれますね……。為書があるから名前を出しているのもあり。嫌ではないが照れくささが。

第4ターン

第3ターンを終えて友人を待ちつつうろうろしていたらトークブースに人が集まっておりまして、近付いてみたらば米澤穂信さんが!新井さんのトークの時間だったらしく、貴重なお話を伺えました。とんだサプライズにびっくり。予定されていたものではなく突発的なものだったとのことで良いものを見れました。

がっつり疲れが出てきている中で殺気立つ竜騎士07さんブースに恐れをなして本日最後のサインはてにをはさんに。「古書屋敷殺人事件」からボカロ楽曲はかなり追ってきていて、かつ最近はAdoさんや推しVtuber、プロセカへの提供曲なども楽しませていただいている私にとってはボカロPの方。けれど、それこそ「古書屋敷殺人事件」などの小説をご自身で書かれているのはずっと知っていて、作家としてのてにをはさんに触れたいとは思っていたのでこの機会に。

『また殺されてしまったのですね、探偵様』にサインをいただきました。

 

最後に

サイン本は計20冊。予定外のものをうっかり買ってしまったり、逆に予定していたけれど断念したりしつつたくさんのもらえて嬉しかったです。積み本が増えました。

二日間通してほんとうにお祭り騒ぎという感じでめちゃくちゃ楽しかったです。列形成の流れとか告知とか、まだまだ洗練できそうなところがたくさんあるからこそ、次回があることを切に祈ります。SFカーニバルもかなり楽しませていただいたけれど買った冊数を見るとやっぱり私はミステリやメフィスト賞作家が大好きなんだな、と改めて思いましたね。

星海社新作発表も買いたいものが数冊ありましたし、久し振りにちゃんと国内ミステリにアンテナを張っていきたいです。本当に、楽しい時間をありがとうございました。