24/1/14~20までの読書記録

変わらずゲームをメインにしているのでなかなか読書が捗らない。

今期はかなり久し振りにアニメを見ています。とはいえ『ダンジョン飯』だけなんですけどね。

今年の目標はさして定めていないのですが、昨年末に『ゲゲゲの謎』を映画館で観たりもしましたし動画型の娯楽と親しみたい気持ち。Vtuberの配信は楽しく視聴しているので習慣化すれば簡単なはず。

それはさておき、読書記録を残します。

 

『インタヴュー・ウィズ・ザ・プリズナー』皆川博子

三部作の終わりがついに文庫化したので入手。

単行本版で既読なのですが、何度読んでもずっしりと心に残りますね……。エドワード・ターナーの物語はここで終わるけれど、続いていく歴史とロマンスの話でもあったのだと思います。

 

九井諒子ラクガキ本 デイドリーム・アワー』九井諒子

連載の合間に描かれてきたたっくさんのラクガキ(ほんとにラクガキですか?レベル)たちが詰め込まれた、タイトル通りに夢のような一冊。これに関しては語りたいことが多すぎるので記事を分けて語るつもりです。

 

『肉を脱ぐ』李琴峰

李琴峰さんの新作。今までの作品も好きでしたが、かなり上位にくる好みの作品でした。私にとって身近な題材だったからでしょうか。

 

『君を描けば嘘になる』綾崎隼

綾崎隼さんはかなり久し振りに読む作家さん。

「天才」がテーマのお話は大好物なので大変美味しかったです。こういう、物語の中心にある人物の視点が敢えてないようなの、好きだったりします。

 

『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』井上荒野

タイトル通り、光景を描いていたところがよかったです。

セクハラを扱った、被害者側のルポルタージュなどはかなりあると思いますし、実際に起きたことであるからこそ伝わってくるものも沢山あると思います。けれど、小説だからこそ描けるものがあるのだと感じられました。

被害者、加害者、被害者の身近な人、ニュースを見ただけの他人、加害者の身近な人、他の被害者、別のケースの当事者たち……、様々な目線、考え方を描くことができるのが小説の強みだと改めて思います。

正直、リアリティが高いからこそルポを読むような辛さがありました。けれど読後感は悪くなく、しっかりと現実に戻って考え続けたいと思えました。

 

『コール・バイ・ノーネーム』斜線堂有紀

何度目かわからない再読。

自分にとって特別な作品すぎて感想を書けないんですよね。

 

『アウト・オブ・ザ・コクーン』原百合子

『繭、纏う』の後日談を含む作者さんの短編集。

後日談の方は同人誌で実は読んでいたのですが、他の作品たちが気になっていたので購入しました。「ドッグ・イート・ドッグ」が刺さりましたね。

 

『戴天』千葉ともこ

ダ・ヴィンチで紹介されていて読んだような。

全くあらすじなどを知らずに読んだ上に中国史に疎いのである人物が出てくるまで歴史小説だと気付いていませんでした。詳しい方ならもっと早くわかるのかな……?

三人が揃った瞬間はやはりぐっときましたね。

 

ハクメイとミコチ樫木祐人

一冊読むとほっこり癒されて元気が出てくる大好きな作品。

この巻ではハクメイのファッションショー回がかなり好きでした。洒落たお店に行くためにおめかしするの、楽しいですよね。

 

以上、9冊。漫画が多いとはいえ思ったよりは読めていてびっくりしました。