23/3/12~18の読書記録

一度ついたサボり癖が抜けずにまたもや放置をしておりました。

感想以外のものを書く脳味噌を使うと感想を書けなくなるという発見がありました。

さて、薄れゆく記憶をなんとか引っ張り出しつつ書いていきましょうか。GWまでに正しい時間軸に帰りつけるか。

 

『僕の心のヤバイやつ8』桜井のりお

ついにここまで!

じっくりと二人が関係を築いてきたのを読者は知っているからこそぐっときますね。お互いの大事なものを大事にしている、しようとしている、したいと思っている、って尊い。これからもあるということで楽しみで仕方がないです。

 

『あおのたつき10』安達智

現在読むことができる最新刊まで読了。

楽丸とあおの関係にやきもきする哀ゐ丸に見せられる二人の本当の姿、のところ大好きです。見た目はともかく、ねえ。

巻末の濃紫時代のおじさんからの文、こちらのTwitter掲載でこの作品に出会ったのでくすりと笑いながら読みました。1通2通ならともかくずっとこれが届いてそれに返信をするのが仕事ともなればげんなりもする。

 

 

『税金で買った本6』ずいの、系山冏

移動図書館、利用したことも見たこともないんですよね。いつも利用している図書館のHPを確認したら運行自体はしているらしい。私の家のそばに来ないだけで……。

どんな本が乗せられているかとかとっても気になるのでどこかのタイミングで行ってみたくなりました。運転、難しそう。

 

 

皆川博子随筆精華Ⅲ 書物の森の思い出』皆川博子

皆川博子さんの随筆集も三冊目。色んな時期に書かれているから勿論被るようなエピソードも多いんですがこうやってひとまとめになっているのいいですよね。

読書っていう趣味、高尚にとらえられがちなのが苦手で。だって、ねえ。読書ってちょっと不健全な趣味だよねってくらいがちょうどいい。だからこそ皆川さんの幼少期、大人の目を盗んで読んだ本に形作られている感じがほっとする。

 

Fate/strange Fake 7,8』成田良悟

ようやく最新刊まで追いつきました。

やはりフラットが衝撃的でした。そっか……、事件簿の世界線でも最後の一線を越えないまでも同じものを持ってはいるんだろうと思うので。うん、そっか……。本当に魅力的な子ですよね、器の自我で中身が~って展開、かなり好きなのでぐっと来つつ辛くなってました。それに伴って最後のマスター、熱いですね。群体でひとつのマスターとして深くは描かないよと書かれていますが、さて、どうなることやら。

役者は揃い、舞台にあがるべきはあがって。ここからは脱落していくのみ。

本当にあとちょっとで完結します???

 

『かわにさざなみ2』澄谷ゼニコ

引き続き追いかけ中。

高校編、二人がそういう意味で惹かれあうのはどこになるんだろうな~と思いつつ既に関係としてはかなり深いものを作り上げているなと思ったり。将来的に物語を生業にする丹波にとっては宇田川の感受性の豊かさ、かなり魅力的でしょうよ。最高に素敵な人だと思って。そして家族を巻き込んで懐に忍び込んでいく丹波さんつっよ。

大人編がもうずっと甘々でにやついてしまう。不健全なことしよーぜ、はえっち。好き。

 

『愛想が尽きない』ばせう

付き合いの長いリバBLやったー!という気持ち。

高校時代からの付き合いっていうことはお互いにとって両方の初めてはお互いなのかしら。ネットにあがっているバージョンを先に読んだことがあったのですがブラッシュアップとお互いにとってお互いが救いであった描写が入ったことで旨味が増しましたね。

仕事の愚痴を言おうと自然に電話をかけてしまう柊のところ大好きです。隣にいるのが本当に当たり前だったんだな、と。

最高だったので同人誌も買ってしまった。にまにましながら読んでいる。

 

『ちはやふる26~50』末次由紀

はい、ラストまで一気読み。これ一日で一気読みしたせいで細部が抜けていそう。

太一の告白に即答する千早。そして太一の退部と千早の休部が続く巻は読んでいて辛かったですね。この反応の時点でもしかしたら最後に選ばれるのは……、と思っていたり。最後の団体戦のあたりは太陽と月を失ってなお部のメンバーたちが前に進んでいたのだと知れてとても嬉しかったです。

名人戦とクイーン戦の五番勝負、最後の最後まで密度が高くて最高でした。

 

『B.S.S.M』井戸ぎほう

井戸ぎほうさんの『夜はともだち』がMYベストBLに入るくらいに大好きで、それなのに他の作品は手に取ったことがないなあとふと気が付いたので。

明るくて懐っこい圭馬の危うさと、恋でイカれてる自覚がありすぎる凪央の二人が最高ですね……。危ない橋を時に踏み外しながら二人がぐらぐらと揺れながら歩いていく感じが好みでした。あとがきでぐっときちゃいましたね。なんだかんだ一緒に年をとれるって、いいものです。

 

『蠍と乙女1,2』澄谷ゼニコ

好きになった作家追いかけは続く。

同い年カップルがお好きなのかな、BLとして読むとあんまりラブしてないかもと思うんですがお話としてはとっても大好きです。というか私は小説家と編集者の組み合わせかなり好き、物語は一人で書くけれど一人で書けないもの。

実際、この後付き合ったら蠍×乙女になったりすると、こう、私がにっこりする。いやわかってるんです、この作者様の傾向は乙女×蠍。わかっているけれども、その、抱かれる覚悟があるって言ってると左に置きたくなる。業。

 

以上、36冊。またもや一作品の一気読みが入ってるんですが。