23/10/1~7の読書記録

10月だ~、好きな月ではあるものの実感がないまま時が過ぎゆくので怯えています。これの裏で久し振りに雑談を書いていますがそれもいつ書き終わるかな。

 

『化石少女と七つの冒険』麻耶雄嵩

最近、麻耶さんの小説読んでないな~読みたいな~と思って手に取ってみたらシリーズものの二作目だったといううっかり。この手のうっかりは滅多にやらないのでほんのり落ち込んだり。

読み始めて早々に気付きはしたんですけどもうその気付きポイントが前作のドデカネタバレ部分だったので仕方なしとして続行しました。その日の手元にある本がこれ一冊だったのもあり。

それはそれとして大変楽しく読めました。定期的に読みたい発作が来る程度には麻耶さんのミステリが好きなんですよね。特に最終話!これ絶対一作目から追ってたほうが面白いのは間違いないので忘れたころにまた読みたい気持ちでいます。

 

『ノッキンオン・ロックドドア』青崎友吾

探偵と探偵の関係性、大好物。

ドラマで話題になっていて勧められていたのを読みました。

事件が好きなのは「髪の短くなった死体」、掛け合いが好きなのは「十円玉が少なすぎる」。過去に何かがあったよという特大匂わせがあったので続編も読みます。楽しみ。

 

『漆黒の王子』初野晴

初野晴さんは大好きな作家の一人で、全部読んでいるつもりでいたけれどこれだけは読んだ記録が残っていなかった。記録が残っていないだけで読んでいる気もするのですが読んでみてぱっとわからなかったのでちゃんと読めてよかったです。

こちらが二作目で、この次が『1/2の騎士』という初野さんの作品のなかでは一番好きな小説。そう思うと確かに繋がっているんだなあ、と。ずっしりと重たい現実的なままならなさ、薄皮一枚下にあり得そうなファンタジー要素、ダークで救いが見えないような中に差し込む一筋の光。

『1/2の騎士』や「ハルチカ」シリーズになると主要人物にぱっと明るく引っ張るようなキャラクターが出てきて、それがひとつ転機になるのかしら。

 

『ストロボスコープ』ヤマシタトモコ

 

『ハコニワノイエ(2)』小森江莉

 

『烏百花 白百合の章』阿部智里

 

『暗号学園のいろは(4)』岩崎優次、西尾維新

たゆたん、強い。

リポグラムの再来にビビったりなどしましたが、いろはもしっかりと成長していましたね。まあ、赤ちゃんルールだったので本気のトラウマ製造機とぶつかったわけではないけれども。

A組最強メンバー、まだまだ見せ場が来てない人もいるので次巻も楽しみ!西尾維新が楽しそうに暗号を作っているのでにこやかになります。私は解けないというか解く気力がない読者ですが本誌連載でせっせと解いている人らを見ていると楽しそうだなあ、とは思う。

 

『推し、燃ゆ』宇佐見りん

単行本で既読なのを文庫版を機に読み直し。

文庫版、あとがきと解説などが魅力的でついつい買ってしまいますね。

作者自身の解説めいたものを読んでから改めて読み直すと文体などを面白く感じられました。他とは意識的に変えている、とのことだったので他の作品も読まなきゃな。一番近しい題材だったのもあってこれ以外はまだ読めていないので。

 

以上、8冊。ちょうどよいくらいかな。