23/9/10~16の読書記録

さて、今週の読書も記録していきましょう。

読書ペースは相変わらず掴みかねているけれど、楽しみな本やイベントの予定が入ってきているのでかなりモチベーションは高めです。

 

『忘らるる物語』高殿円

んー、正直ちょっと難しくて理解ができないところがたくさんあったな。

時間をあけて腰を据えて読み返したらまた別の感想が浮かびそうだとは思う。

 

『新装版 タイム・リープ〈上・下〉』高畑京一郎

 

そんなに長い作品ではないけれど色んな要素がぎゅっと詰まって、かつ綺麗にまとまっていて面白かった!

作者さんの当初の予定の綺麗な円環構造で締めるのでも十二分に美しかっただろうしなんならそちらの方が個人的には好みですらあるけれど、おまけを蛇足とまでは思わないかな。デザートのようで良かった。

今回の新装版が出るのを機に初めて読んだんですけどとても良かったので他の作品も読みたくなりました。

 

『地上100メートルで、逢いましょう』マミタ

マミタさん追いかけ続行中。

 

『バックヤードラヴァーズ』noji

nojiさんの描かれる生活が本当に大好きで新刊が楽しみな作家さんのひとり。

なにをやらかすかわからないし平穏な日々を長く過ごすことには恐らく向いていないだろう百瀬が永田を振り回すことを楽しんでるところが可愛かった。これからもなかなかに波乱万丈になるんだろうけどしぶとく二人で生き残ってくれそうなのが最高。

電子で購入したんだけど電子おまけ漫画がすっごく良かった、大ちゃんのツボがそこと理解したうえで再読すると色んな旨味があるな。

 

『ヨシノ!連絡よこせ!!』端倉ジル

『いいね!ボタンを押す前に ──ジェンダーから見るネット空間とメディア』

『秘密の森の魔術師はのどかを願う(上・下)』蔓沢つた子

蔓沢さんの本はたぶん全部持ってるかな……?

ファンタジーをこんなにも上手に書ける作家さんと知らなかったので嬉しい誤算というと失礼かな。ちょっとびっくりしつつもっともっとこの手のを読みたい!と思いました。よく考えたら好物~シリーズとかの設定や淫魔の設定とかも描きたい物語に対するご都合主義的な部分はあれど設定破綻とかが目立ったりはしなかったしひとつの世界観を構築して描くのがお得意なのか。

転げ落ちてきたあまりにお互いに都合のいい相手、その正体がわかってからの物語のうねりが非常に良かった。ドラゴンもね、良いものですね。

当て馬というには過去の男扱いなんだけどもルソーが本当にいいキャラだったのでスピンオフ求!いいじゃん祖雑でそうは見えないけれど第一王子の乳兄弟でちゃんと貴族な男……。

 

『やさしくおしえて』井戸ぎほう

『青と碧』ろじ

pixivのほうで創作BLとして書かれているこの二人の話をずっと読んできていて、連載バージョンとして更に細かな補完を読めて嬉しかったです。まっすぐに思いを向け続けてきた青と、最初から惹かれていたけれどそれを認めるのに時間がかかった碧。

吉田と飯田、ありさちゃんとかの脇を固めるキャラクターたちが良いのですよ。これからも創作BLとして描き続けてくださるそうだけど連載とかの形に残るものでももっと読みたいな。どんどん推し作家さんが増えていきますね。

 

『となりのメタラーさん』マミタ

『葬送のフリーレン(11)』山田鐘人、アベツカサ

長かった黄金郷篇もついに完結。大魔族とのやり取りがかなり好きでした。

人類と魔族は形が似ていようが同じ言葉を操ろうが残酷なまでに他種族で理解し合えなくて、というのが繰り返し描かれてますね。人類側らしいエルフなどの長命種も短命種でしかない人間的には遠く感じるのでそのあたりがどう描かれていくか気になったり。

魔王も「そう」だったことを提示してからの過去編、あまりにもアツい。実体の勇者と再会して、フリーレンはどうするのか。演出込みで最高だったし続きが楽しみすぎる。

 

以上、13冊。BLが多めでしたね。

作家さんの追いかけはある程度落ち着いてきたのでそれもここまでかな。モノクローム・ロマンス文庫さんの短編もほとんど読みつくしてきちゃったので新しい作家さんの開拓もしていきたいところ。