23/1/22~28の読書記録

たいへん、2022年の振り返りをする前に1月が終わりそう!

残り少ない休日の時間でせっせと書いてみるつもりですが間に合わない気がしています。

それはさておき、今週の読書記録です。

 

とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲2~10』冬川基

一気読み。スピンオフ元の『とある魔術の禁書目録』もある程度まで読んだ、とはいえ遥か昔のことでして忘れてますね!なんでこの子怪我してるんだろ……?とかなりましたもんね。駄目です、読み返します。

本編とのリンク部分はかなり拾えていないとしても、「妹編」なんかは印象深いエピソードだったのもあって覚えてました。あまり出てこないのにしっかり美味しいところを持っていくのが上条さん。小説のほうを集める前にこちらの最新刊に追いついてしまいそうですが、なるべく早く読みたいですね。

 

『ブルースカイ』桜庭一樹

章ごとに視点人物が変わって、雰囲気も変わって、そして最後に収束していく。けっこう好みの作品でした。読後にぐっと寂しさに似た感情が込み上げてくるものがありました。

第一章の雰囲気が同作者の『GOSICK』に似たところがありましたね。新大陸に渡っていくところも同じですし。ブルースカイ、青井ソラは最期の前の猶予で人を救って、良かったとは言えないし言いたくないけれど。うん、世界とわたしは繋がっているんだ。

 

貴族探偵対女探偵』麻耶雄嵩

たまに読みたくなる麻耶さん、貴族探偵を読んだので続きを手にしてみました。

振り回される子が一人になったので前作よりも読みやすかったですね。

最終話のネタというかが好き、予想はできるんですけど予想したうえでちょっとにやにやとしながら読んでました。数度にわたって登場する依子さんが魅力的でした。

 

『麦本三歩の好きなもの 第二集』住野よる

住野よるさんの作品のなかではちょっと異質な作品だと思うんですけど、このシリーズが大好き。ライフワーク的に長く続いてくれると嬉しいんですが。

私は三歩という人が身近にいたならばきっと仲良くなれないな、と思っています。それでもこの物語のなかで生き生きと好きなものたちと生きている三歩はとっても素敵なんですよね。悲しいことがあっても、別れがあっても、好きなものがある人生って最高じゃないですか?

あと私も辻村深月さん大好き。

 

『フラジャイル24』恵三朗、草水敏

前巻に引き続いてJS1のお話。

宮崎先生だけじゃなく、看護師や医者がどう患者をみるかの話もあったりして面白かったです。正当な手順を踏んだその先、どうなっていくのか。一筋縄ではいかない雰囲気がしていてちょっぴり怖いけれど、踏み出した門川くんと五味くんに少しでも良い結末が待っているといいなあ。

 

青野くんに触りたいから死にたい10』椎名うみ

開いてみて、うっわここからだった……となる。ぞっとする絵面を書くのが巧みすぎるんですよね。

素人が霊的な儀式するの、やめときな、という感想に尽きる。ちょうど才ある巫の家系が見に来ていたからよかったものの。来てなかったら体育館の人たち全滅まで止まらなかったんじゃないかと思います。怖。

そして青野くんの死因が明らかになると同時に彼の幼少期の回想。回想というか、中に優里ちゃんが入り込んでいるので追体験なんでしょうか。母親である瞳さんに重なるように優里ちゃんがチラチラと見えるのがぞくぞくする。正直に言って、似ているんですよね。後を追おうとした優里ちゃん、子どもがいたとしたら瞳さんと同じようになったんじゃない?

 

『来世は他人がいい7』小西明日翔

一話は珍しい霧島掘り下げ回でしたね。またお会いすることもあるのかな。そして霧島の両親も、出てくることはあるんでしょうか。

あとの話でがっつり薊を描いてましたね。怖くて魅力的な男が増えてしまった……。さりげなくこちらに向かってきている翔真、そして怪我をしている霧島と次巻がかなり楽しみな展開。予告だけでもドキドキしました。

 

銀河英雄伝説1 黎明篇』田中芳樹

ずっと前からオススメされていたりしたのですが、気が向かずにおいていたのをついに手に取りました。世には触れていない名作が大量にあって、触れていきたいとは思っているのです。でも、それに出会うに適した時期ってのもあると思うんですよね。

これなんかは如実にそれを感じました。昔の私、歴史モノもSFも戦争モノもあんまり得意じゃなかったので……。今はむしろ個人的ブームまであるので大変楽しく読めました。

ヤン・ウェンリー、軍を辞められなかったのが辛すぎる。ユリアンを軍属になんてしたくなかっただろうに、それでもそばに置いておきたかった。ってのも後々辛くならないか今から心配しています。のんびり読みます。

 

以上、16冊。

まとめ読みもしましたし楽しみにしていた新刊も、新しいシリーズにも手を付けられてなかなかに充実していましたね。