今週読んだ本の簡単な感想と覚書です。さくさく行きます。
『超短編!ラブストーリー大どんでん返し』森晶麿
森晶麿さんは黒猫シリーズが大好きで、他作品も遅れながらも読んでいる好きな作家の一人です。超短編ということでかなりさらさらと読みやすい一冊でした。色んな味わいのラブストーリーが読めたのも嬉しかったです。
特に気に入ったのは「オーダーメイド」、「オール・アバウト・マイ・フェア・レディ」、「Re:girl」の三篇かな。こう並べると本当に趣味がわかりやすいというかなんというか。
『N/A』年森瑛
生理が止まるほどに食事制限をするのは拒食症か、かけがえのない他人は恋人なのか。
共感と嫌悪とが織り交ざって、考えさせられた読書でした。
『発現』阿部智里
八咫烏シリーズを文庫で追いかけてる作家さん。
こちらも文庫を発売してすぐに買ったのですがかなり積みましたね。
ずっしりとしたテーマで、ラストが少しあっけなくも感じたのですが、巻末の対談が本当に良かった。
『新世代ミステリ作家探訪』若林踏・編
若手ミステリ作家さんとの対談集。
円居さんと斜線堂さん目当てではあったけれど全部読んだ結果全員読みたくなって、現在数人手元に置いて積んでます。新しい出会いに感謝。こういう作家さんの作品全体を本人と振り返るみたいなの好きなんですよね、もっとインタビューとか対談とか読みたい。
再読。つい最近、一人アンソロジーの第二弾が出ているのを知ったのを機に読み返したくなって。このシリーズは解説を読んでなんかにやにやするのが楽しい。全部俺。
「山羊座の友人」、「エヴァ・マリー・クロス」の二篇がお気に入り。
『キスまでの距離 おいしいコーヒーのいれ方Ⅰ』村山由佳
村山由佳さんに最近ハマっていて、過去作を追いかけ始めたところ。
想定されている読者年齢や書かれた時代的に正直古臭さはあるけれど、かなり長いシリーズになっているようなので楽しんで読みたいですね。
アニメを大昔に見てから続きが気になっていたのでちまちまと読み出しました。
最初こんなに険悪だったか……。1巻にして神様と人間の恋愛模様が出てくるの、作品テーマって感じで良いですね。かなりのんびり読んでいく予定。
『百と卍5』紗久楽さわ
5巻を持ってきたけれど、最近一気に1から読みました。
話題になっているのは知っていたけれどなんとなく手が伸びていなかったのですが、読んでびっくり非常に好み。互いの過去に影があるけれど互いとの出会いでそれがほどけていく二人、雨はいつしか降り止んで虹が出るのだという二人。好き。この後に現パロのも買いました。ハッピーだ……。
次巻は千×兆編みたいで、うっわあ過去じゃなく現在進行形でがっつり重たい二人だ~~……となりながらもそれはそれで好きなので楽しみ。性格はまるで違うのに顔がそっくりな双子、良いですよね。うん、千さんの感情をもっと覗いてみたい。
これは来週の記録に感想を持ち越したい。あまりにもいいところなので。
現在進行形で4巻を読んでます。
以上、10冊でした。